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【名作】映画「彼のオートバイ、彼女の島」を語る

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バイク小説の第一人者、片岡義男原作で角川書店から1977年に出版。大林宣彦の監督により、角川映画として1986年4月26日に公開されました。角川映画には、同じくバイクレースを題材とした「汚れた英雄(1982年12月18日)」がありますが、本作品はバイクをツールとした青春グラフィティになっています。

ストーリー


音楽大学に通う橋本巧(コオ)は、ある日雑誌の投稿で大型バイクへのタンデムを希望する冬美と知り合い、付き合い始めた。また、冬美の紹介で兄が経営する原稿の輸送ライダーとしてのバイトを始める。一見すべてがうまくいっていたかのように思えたが、コオは冬美の重い性格が次第に嫌になり、冬美を忘れるためにひとり信州へとバイク(カワサキW3)で旅に出る。

信州では一人旅をしている白石美代子(ミーヨ)と出会う。東京に戻ったコオは冬美と別れ、ミーヨと文通を続ける。ある日、瀬戸内海の島に住むミーヨが東京に出てきて一緒に生活。バイクに興味を持っていたミーヨも中型免許(現普通)を取りバイクに乗り始めるが、大型免許を取ったある日、コオのW3とともに姿を消してしまう・・・。

キャスト紹介



出典:kadokawa

主演は原田貴和子。20年間も「ブレンディ」のCMをやっている女優の原田知世のお姉さんです。確かミスコンテストの九州代表にも選ばれたとか。眉は太いものの、なかなかのクール&ビューティーでミーヨを演じています。

冬美役の渡辺典子は、当時アイドル的存在である薬師丸ひろ子、原田知世と並び、角川三姉妹と呼ばれながらも、あまりの無個性ぶりにパッとせず・・・。
任侠ものイメージべっとりの竹内力は、なんと爽やかな青年コオを演じています。今では故・安岡力也に似すぎて「竹内力也」と呼びたい風貌ですが、こんな時代もあったんですねぇ。

この映画の見どころ



出典:Amazon.co.jp

レースなどではなく、バイクを日常のものとして焦点を置いているところがいいですね。バイクで通学したり、彼女とタンデムしたり、ツーリングしたり。そんな当たり前を描いています。若いころからバイクに乗っている方なら、バイクとともに過ごした青春を思い出して共感できるでしょう。

主役級の原田貴和子と竹内力はともに映画2作目であり、よく言えば初々しく、悪く言えばぎこちない演技がヤバくて、生放送でもないのに「セリフNG出すんじゃないか」とドキドキ。
現在デジタル・リマスター版を発売&レンタル中。W1やW3、CB400Fourや250RSなど往年のバイクが出てきますので、ライダーにはぜひ見てほしい映画です。

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