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新型カタナはココが凄い! 往年の名車復活へ。

2018年年末頃、スズキは欧州向けに新型カタナを発表。これまでもコンセプトモデルの発表はありましたが今回は完全にユーザーの手元に届く形での発表ということもあり、欧州だけでなく日本でもその動向が注目されています。スズキの歴史ある“カタナ”を受け継ぐ最新モデルのバイクについて見ていきましょう。

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出典:Global Suzuki

新型カタナってどんなバイク?


2018年年末頃、スズキは欧州向けに新型カタナの発表を行いました。これまでにもコンセプトモデルの発表が度々ありましたが、今回は完全にユーザーの手元に届く形での発表ということもあり、欧州だけでなく日本でもその動向が注目されています。スズキの歴史あるペットネーム“カタナ”を受け継ぐ最新モデルのバイクについて見ていきましょう。

新型カタナの歴史



出典:Global Suzuki

カタナと言うバイクが最初に世界に向けて発表されたのは1980年頃と言われています。GSX1100Sと言うモデルはその翌年、1981年頃から欧米各地で発売されるようになりました。まさにスズキの世界戦略車と言った様相です。その当時GSX1100Sの国内販売は規制等により実現しませんでしたが輸入車として販売されています。カタナの名前が与えられたこのモデルは当時の最高速度で200km/hオーバーを達成し、空冷4気筒DOHCエンジンから繰り出される最高出力は110PSを超えました。また、独特のカウル形状は当時のデザイナーにちなんで『ハンス・ムートデザイン』と呼ばれ、この形状は2000年のファイナルエディションにより生産が終了するまで脈々と受け継がれました。この1100カタナの日本国内正式販売は1994年~となるので国内モデルとして国内で販売された歴史は決して長くはありません。むしろ、1982年頃より発売されたGSX750Sの方が日本国内においては先駆者と言うことになります。ただし、こちらは大きくデザインを一新した“3型カタナ”の登場とそれに伴う評価の低迷により1980年代後半には姿を消すことになります。この“3型カタナ”は所謂、“パカタナ”と呼ばれるところがあり、その理由としてバイクでは世界初のリトラクタブルライトが搭載されていました。また、この“3型カタナ”はハンス・ムートデザインの形状とは大きく異なるため多くの批判を集めたと言われています。その他、400ccモデル、250ccモデルも後年発売されています。マシンの性能もさることながら、常に先進的で斬新、未来的とも捉えられるようなデザインに挑戦してきた車両であり、当時のスズキがいかに意欲的な製品を世に送り出してきたかを後世に語り継いでいます。2000年代に入り、カタナシリーズの生産は終了、その後はたまにコンセプトモデルの発表等でユーザーの期待を匂わせることもありましたが2019年、ついにカタナが我々の元に帰ってくることになりました。

 

新型カタナのデザイン



出典:Global Suzuki

新型カタナのデザインを語る上では、旧モデルであるGSX1100Sのあの特徴的なカウルなしでは語れません。角目のヘッドライトの上に大きく伸びた風防、エッジの効いたカウルは日本刀をモチーフにして制作されたと言われています。また、デザインを重視しつつ、きちんと風洞実験も行われていたようです。このモデルが1980年のケルンモーターショーで発表された当時は“ケルンの衝撃”と呼ばれ、世界中から多くの注目を浴びるようになりました。今回、発表された新型カタナも旧型カタナのデザインの影響を大きく受けていると言われています。今回、新型カタナのデザインを担当しているのはイタリアのデザイナーであるロドルフォ・フラスコーリ(Rodolfo Frascoli)氏です。過去にはモトグッツィのグリーゾやトライアンフのタイガー等のデザインを手がけています。角目のヘッドライトにエッジの効いたフロントカウルのデザインは現代風にアレンジされています。GSX1100Sが細く直線的であったのに対し、この新型カタナは丸みがあり、ややマッシブな印象を与えます。尚且つ、テール周りも小さく引き締まっている印象です。デザイナーは違えど、基本的には日本刀をモチーフとしたデザインとなっているようで、公式PVでも日本刀を強調するシーンが多く出てきます。
 

新型カタナのエンジン性能は?



出典:Global Suzuki

元となるエンジンはGSX-R1000のエンジンです。元々がスーパースポーツであるエンジンはストリート寄りに味付けされているため日常の足として使うことも容易となりそうです。しかし、それでも最高出力150hp/10,000rpm、最大トルク108Nm/9,500rpmを発揮するエンジンですから、もちろんGSX1100Sよりも大幅にパワーアップされています。また、空冷4サイクルDOHC4気筒から水冷4サイクルDOHC4気筒に改められています。最高速度に関する表記はありませんが旧モデルのGSX1100Sの最高速度が235kmと言われていますのでこの最高速を越えることは十分に可能でしょう。

新型カタナの乗り心地は?



出典:Global Suzuki
新型カタナはGSX-S1000とコンポーネントを共有しているため、ベース車両はGSX-S1000と言うことになります。GSX-S1000は兄弟車ということになります。GSX-S1000ではトラクションを状況によってコントロールするモードが搭載されています。新型カタナにも同様の物が搭載されることが予想されます。シート高は825mm程度とされているため、身長170cm前後の方なら足つきをさほど気にしなくても良さそうです。また、アップハンドルを採用しているためポジショニングは比較的楽であり、腰を痛める心配は少ないかもしれません。旧モデルのダブルサスペンションから新型ではシングルサスペンションに変更されています。

 

新型カタナの燃費は?



出典:Global Suzuki

同じエンジンを搭載しているGSX-S1000の燃費は定地走行で約24km/L、WMTCモードで約19km/L程度となっています。新型カタナの車重が215kgに対しS1000の方は209kgのため新型カタナはS1000と殆ど燃費は変わらない又は少し落ちるということが予想されます。そして、S1000の燃料タンクは17Lなのですが新型カタナの燃料タンクは12L程度です。航続距離ではS1000の方に分があるようです。機能よりもデザインを優先したため、あえて小さい燃料タンクを選択したのかもしれません。

 

新型カタナの評判



出典:Global Suzuki

今回、十数年ぶりに復活となる新型カタナですが評価は分かれています。パワーアップを果たしたとは言え、排気量が1100ccから1000ccへダウンしています。また、従来のハンス・ムートデザインを踏襲しているとは言え、直線的なデザインでもありません。また、タンク容量は12L程度のため、使用用途が限定される可能性もあります。シングルサスペンションが外観を損ねている。アップハンドルが気に入らない。などなど、外観~製造過程に至るまで非常に多くの評価が下されています。一方で、カタナを復活させたこと自体を好意的に捉える動きもありますので今後、実際に発売されると前評判とは全く違う結果になることでしょう。

 

新型カタナの価格


ベース車両であるGSX-S1000の方は2019年1月現在、1,131,840円(消費税抜き 1,048,000円)で販売されています。新型カタナの方はこれよりも高くなることが予想されますが、保険等の諸費用を含めると乗り出し価格は1,400,000~1,500,000円程度になりそうです。オプション品の購入を考えている人でしたらもう少し多めの金額を考えておくと良いかもしれません。

 

新型カタナのまとめ・総評


ホンダ、カワサキから近年、往年の名車を復活させる動きがありますが今回、スズキがその動きに合わせた格好となります。ネオクラシックブームという言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。今回、多くの賛否を巻き起こしている新型カタナの登場ですがこれは初代カタナの存在があまりに大きいからに他なりません。ここまで評価が分かれるバイクというのも中々お目にかかれないものですがカタナと言うバイクはいつの時代も評価が分かれたものであります。日本国内の発売は2019年夏以降と言われていますが、これから実物が目に触れる機会も増えるでしょうし実際に試乗した場合、評価が大きく変わる可能性も秘めています。日本国内向けの公式サイトはまだ開設されていませんので今後の動きに注目が集まりそうです。

新型カタナの動画


KATANA official promotional video : FEEL THE EDGE

FEEL THE EDGE Forged to perfection and polished to a magnificent radiance. All-new KATANA is the epitome of fine craftsmanship and pure functional beauty. Completely new category and brand new bike is born.. Feel and experience the 2020 KATANA more : http://www.globalsuzuki.com/motorcycle/products/katana/ #Suzuki #KATANA #FeeltheEdge #INTERMOT2018

新型カタナの画像


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