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シンプルで旧車によく似合う、BELL「M3J / M3J LEGEND」の魅力とは? 

M3Jに関して言えばシンプルでオーソドックスなデザインですが使用者を見かけると玄人な方が多いと感じます。販売網の関係から入手自体は少し難易度が上がるかもしれませんがそれは”他人と被らないヘルメットを入手できること”と前向きに捉えることができるでしょう。

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BELLといえば堅牢でクラシックなイメージのあるヘルメットだと思い起こす方は多いでしょう。実はメーカー自体の歴史も既に半世紀以上が経過しています。今回はBELL製品の傾向に触れながらM3J/M3J LEGENDの特徴についてご紹介していきたいと思います。

形状とデザイン



出典:株式会社アクティブ BELL M3J
その外観を目にして「古い」または「シンプル」と口にする人は多いかもしれません。シンプルな丸みを造形したフルフェイスヘルメットですので最新のヘルメットみたいに顎先が尖っているとか後頭部が流線型の形をしているとかそういう特徴はありません。昨今のバイクに装着されているようなインナーバイザーもありません。いや、寧ろこのシンプルなフルフェイス構造は飽きが少なく、色々なユーザー層から受け入れられやすい一面も持っているように思われます。昨今のヘルメットは顎先が尖っている形状の物が多くあり、十分に安定した場所へ置けないという問題が少なからずあると思います。しかし、M3Jに関しては顎周り、首周りに尖った部分がないため床面に対し安定して置くことが可能です。ネオクラシックとも違う流行りに乗らないスタイリングをしているとも言えるでしょう。あご紐はDリングで縛る昔ながらの方式が採用されています。カラーはM3JがWHITE,BLACK,FLAT BLACK,TRACKERが選択可能です。よりクラシックな雰囲気を出しているM3J LEGENDではライムグリーンカラーなどが用意されています。2018年の東京モーターサイクルショーではM3J LEGENDが出品されていましたね。

風防効果と通気性



出典:株式会社アクティブ BELL M3J
通気口もシンプルなのがM3Jの特徴だとも言えます。口元と後頭部にはダクトが設けられています。そして、ヘルメット上部には通気可能なインテークポートが装備されています。しかし、通気口自体の径は小さいため頭部の冷却効果は限定される可能性があります。デザイン・防御力重視とお考え下さい。夏場での使用では少し熱気がこもりやすくなる可能性があるということには触れておきたいです。チークパッドも厚みがあるため、暑さやムレを感じる方もいらっしゃるかもしれません。

シールド操作性が優れている



出典:株式会社アクティブ BELL M3J
シールドは3.2mmの厚さがあり、安全性が強調されています。実際に触れてみると数値上の厚さよりも分厚く感じられるため安心感を持つことが可能です。シールドそのものが分厚いためフリップアップなどの操作も容易です。このフリップアップ自体も構造が単純な割には滑らかで感覚的には無段階に近いシールド調整が可能です。(実際には段階分けされている模様)

世界基準の安全性



出典:株式会社アクティブ BELL M3J
まず手に取った瞬間から“あ、これは硬そうだな”と感じることができます。今や世界中の多くのバイク乗りたちがご存知であろうSNELL規格。実はこの規格をバイク用ヘルメットとして世界で初めて合格したのはBELL製のヘルメットであるというのは意外と知られていないかもしれません。その外観からもわかるように華美な装飾などは一切されておらずただひたすら“安全”を追い求めたある種の機能美を体現しているヘルメットであるといえます。このM3Jはアジア向けモデルのためSNELL規格こそは通っていないとされていますが、SG規格JIS規格には合格しているため万が一の時にでも製品の保証を受けることが可能となっています。またこのヘルメットはMFJ(日本モーターサイクルスポーツ協会)の公認を得ていますのでそのままサーキット走行が可能な仕様となっています。MFJ公認ヘルメットの多くは国産製のヘルメットであり、海外製のヘルメットでサーキット走行が可能なモデルというのは限られているのが現状です。ただし、重量は約1.6kgとやや重い印象があります。シンプルな構造ゆえにライダーをサポートするようなシステムや緊急脱着機能はありません。一方でBELL製ヘルメットを直輸入している販売店もありますがそれらの販売店ではM3Jのラインナップはありません。アメリカ本国のラインナップを直輸入しているため、正式な代理店ではない故に“観賞用”として販売している様子です。従って公道使用に関してはグレーゾーンな可能性もあり、安全性や保証は殆どないとお考えいただくべきです。なお、日本国内向けの輸入正規代理店は株式会社アクティブというところが担当しています。

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どんなバイクに似合うか



出典:株式会社アクティブ BELL M3J LEGEND

出典:株式会社アクティブ BELL M3J LEGEND

出典:株式会社アクティブ BELL M3J LEGEND

シンプルでオーソドックスなデザイン故に色々なバイクにマッチするかと思われます。しかし、最もマッチするのはネイキッドバイクではないかと思います。特に現行型ではなく既にカタログ落ちしたような4発エンジンで丸目または四角目のモデルがオススメなように感じられます。また、80年代~90年代初頭のSSモデルを所有されている方にもオススメできるようなヘルメットであると言えます。合わせて“当時物”のレーシングスーツを所有されているなら、その相性は抜群でしょう。とくにM3J LEGENDの方はライムグリーンカラーも用意されているため、往年のカワサキ車を所有している方には間違いなく第一選択肢となるようなデザインのヘルメットです。

意外と豊富なオプション品、しかし・・・



出典:株式会社アクティブ BELL M3J

出典:株式会社アクティブ BELL M3J
シールド、パッド類が購入可能です。これによってご自身でのカスタマイズを楽しむことができます。シールドはクリア・スモーク・ダークスモークが選択可能。インナーパッド類はSOFT/HARDが選択可能で厚みに違いがあり、被り心地が調整できます。ジョイント部分が破損した場合も個別に販売していますので定期的なメンテナンスも可能でしょう。専用のヘルメットバッグも販売しています。しかし、実際に店頭で製品を眺めてみて感じたことですがやはり国産ヘルメット2大メーカーと比べると販売網や製品の訴求力が弱いという点が気になります。正規販売店を謳っていても実際に行くと店員の商品知識が少ないということや問い合わせをして現地まで行ったにも関わらずM3Jは“実は置いていなかった”ということもありました。フィッティングサービスを行うことが可能な専門スタッフのいる販売店はそれほど多くないかもしれません。

価格は少し割高感があるか



出典:株式会社アクティブ BELL M3J
価格は34,000円~購入可能です。サイズはS(55~56cm),M(57~58cm),L(59~60cm),XL(61~62cm),XXL(63~64cm)と選択肢も豊富です。TRACKERカラーは40,000円~となります。M3J LEGENDは38,000円~購入可能です。構造自体が単純なのでその割に値段は少し高めな印象を受けるかもしれませんね。日本国内の規格を通しているため、それだけコストが上乗せされているということでしょうか。なお、日本国内の正規代理店で手に入るBELL製ヘルメットはアジア向けもしくは日本向けとなっているためアメリカ本国のラインナップには存在しないモデルが殆どとなっています。このことは一つのステイタスとしてやプレミア感を持って捉えてみることもアリではないかと思います。

意外と侮れないアメリカンヘルメットの実力



出典:株式会社アクティブ BELL M3J
アメリカ製のヘルメットは堅牢さを売りにする傾向があり、デザインもややクラシックな印象があります。ただし、これが単純に古臭くて敬遠されるイメージを持って迎えられているわけではなく旧車が元気に走っている日本においてはこれが好意的に捉えられる一面も持っています。やはり、ベテランライダーにはBELLの人気が高く、往年の名車のミラーに引っかかっているのはBELL製ヘルメットというシーンも道の駅等でよく見かけます。このM3Jに関して言えばシンプルでオーソドックスなデザインですが使用者を見かけると玄人な方が多いと感じます。販売網の関係から入手自体は少し難易度が上がるかもしれませんがそれは”他人と被らないヘルメットを入手できること”と前向きに捉えることができるでしょう。

BELL M3Jの動画


BELL HELMET 2018 | ベル ヘルメットシリーズ

アクティブ取り扱いのアメリカのベルヘルメットシリーズです。 日本人用の内装と日本の公道を走るために必要なSG規格を取得。 ” MOTO CROQUIS ” is a motorcycle fun channel.

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