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走る宝石、MVアグスタ・F4の魅力はコレだ! 初代モデルから現行までイッキ見!

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MVアグスタは1977年にオートバイの製造をやめて、そのブランドは惜しまれながら消滅してしまいました。しかし、その後カジバのクラウディオ・カステリオーニにより1992年に「MVアグスタ」のブランドを再興。そして1997年のミラノショーで『F4』のプロトタイプがお披露目され、奇才マッシモ・タンブリーニが設計したF4は1999年に「F4 Serie Oro(セリエオーロ)」という名前で、世界限定300台日本国内限定25台の限定車として発売されました。

創業は第二次世界大戦以前だが、戦後に国際レース活動で高い成績を残したものの、親会社の意向で約30年の活動後、解散する。
その約20年後の1999年、カジバの資本参加で再活動している。とはいえブランド名が復活しただけで、1970年代以前とは全く別の会社である。その後2004年にマレーシアの自動車メーカー、プロトンの傘下に入るが依然として業績低迷が続き、2005年12月27日にプロトンは全保有株をイタリアの投資会社GEVIにわずか1ユーロで売却することを発表した。その後も業績不振が続き2008年7月11日ハーレーダビッドソンに売却されることで合意したが、2009年10月にハーレーダビッドソンも売却の意向を表明し、2010年に再び元々の経営者グループにカジバと共に復帰した。

出典:wiki/MVアグスタ

※ご興味がある方は是非以下の記事も参照ください
https://ridersgarage.net/rider/2711269

今回は、このMVアグスタブランドの復興の第一歩であった「F4」シリーズに焦点を当てて、これまでのF4シリーズの各モデルの名称と画像を時系列でご紹介しましょう。

なおMVアグスタ本社が2004年から2010年までの間、ほぼ毎年のように買収や売却にて経営母体が目まぐるしく変わった為かモデルの体系的な資料に乏しく、以下のデータはできる限り様々な資料を集め時系列に整理しましたもので、販売国やモデルによって、発売年や車両の諸元に関して日本仕様とは相違があることをあらかじめ記しておきます。

またカラーリングの変更のみなど微細なマイナーチェンジモデルや限定カラーリングのみのモデルは車両画像やモデル名の記載は一部割愛しました。

MVアグスタ・F4の出発点「F4Serie Oro(セリエオーロ)」 1999年


MVアグスタ再興の第一歩。
1997年のミラノショーでの衝撃的なプロトタイプを量産化したモデルです。
世界限定300台、日本国内限定25台の限定車として発売されました。

・最高出力:126 PS (93 kW) /12,500rpm
・最大トルク:74 N·m /10,500rpm
・製造台数:300台限定


出典:moto.zombdrive

F4Serie Oroの更なる量産モデル「F4 750 S(Strada)」 1999年


F4セリエオーロで多用されていたマグネシウムのパーツをアルミで製作された廉価版モデル。

・最高出力:126PS(94kw)/13300 rpm
・最大トルク:74 N·m /10,500rpm
・最高速:273 km/h /12800 rpm
・1/4マイル加速:10.98 秒


出典:moto.zombdrive

MVアグスタ・F4 750 S Neiman Marcus Edition 2001年


限定モデル。トップブリッジの限定エンブレム以外はF4 750Sと同じとも言われています。

出典:raresportbikesforsale

MVアグスタ・F4 750 Evo 02 2002年


出力を11PS上げ、137PS(102kw)となりました。

・最高出力:137 PS (101 kW) /12,600
・最大トルク:81 N·m @10,500

MVアグスタ・F4 750 Senna 2002年


F1ドライバーアイルトン・セナのメモリアルモデルで300台限定での販売。外装以外は基本的にF4 750 Evo 02と同じです。
なお売上金の一部は、アイルトン・セナ財団を通じてブラジルの子供達を支援する慈善活動資金として寄付されました。

・最高出力:137 PS (101 kW) /12,600
・最大トルク:81 N·m @10,500
・製造台数:300台限定


出典:zombdrive

MVアグスタ・F4 750 Evo 03 2003年


外装の一部が変更となるマイナーチェンジ。

出典:zombdrive

750cc最後のモデル「F4 750SPR/SR」 2004年


750cc最後のF4。146PS(109kw)/13,900 rpmとパワーアップ。

・最高出力:146 PS (105 kW) /13,000rpm
・最大トルク:80 N·m @11,000rpm
・製造台数:300台限定


出典:zombdrive

1000ccバージョン初代モデル F4 AGO 2005年


この年よりF4は、750ccから1000ccに排気量を拡大しました。
F4 AGOはその名の通りMVアグスタで活躍したジャコモ・アゴスチーニ選手をモデルに発売されました。カウルのサイドにイエローのゼッケンベースがあり、栄光のゼッケン番号「1」が記されています。

・最高出力:166 PS(122 kWの)/11750rpm
・最大トルク:109 N・m/10200rpm
・製造台数:300台限定


出典:zombdrive

MVアグスタ・F4 1000S 2005年


F4 AGOの限定販売に続いた量産モデルがこのR4 1000Sです。
・最高出力:166 PS(122 kWの)/11750rpm
・最大トルク:109 N・m/10200rpm


出典:mv-agusta-japan/a>

MVアグスタ・F4タンブリーニ 2005年


量産二輪車としては世界初の可変エアファンネルを装備したモデルで、初代F4のデザイナーであるマッシモ・タンブリーニの名を冠した限定モデル。
燃料タンク以外の外装品はすべてカーボン製となっています。
また1000Sより出力アップを果たしています。
・最高出力:173 PS (127 kW) /11,750rpm
・最大トルク:113 N·m /9,200rpm
・製造台数:300台限定


出典:zombdrive

MVアグスタ・F4 1000セナ 2006年


F1ドライバー、故アイルトン・セナの名を冠した限定モデルです。
エンジン出力はF4タンブリーニより更にアップされ、ブレンボラジアルブレーキ、マルケジーニ鍛造ホイール、マルゾッキ製チタンコートフロントフォーク、ザックス製レーシングリアサスペンションと足回りが豪華になっています。

・最高出力:174 PS (128 kW) /11,900rpm
・最大トルク:111 N·m /10,000rpm
・製造台数:300台限定


出典:zombdrive

MVアグスタ・F4 1000R 2006年


F4-1000Rは「高い品格」「スポーツマインド」「ハイクオリティ」の3つの要素をデザインコンセプトに、F4-1000Sと限定版F4-SENNAの中間に位置づけられたモデルです。

・最高出力:174 PS (128 kW) /11,900rpm
・最大トルク:111 N·m /10,000rpm


出典:zombdrive

MVアグスタ・F4ヴェルトロ・ピスタ 2006年


F4初の保安部品を配したレース出場のためのベースモデルとして発売されました。
MVアグスタのスーパーバイク世界選手権参戦を見据えて発売。
製造台数は23台でした。
・最高出力:185 PS (136 kW) /12,100rpm
・最大トルク:121 N·m /9,000rpm


出典:motorcyclespecs

MVアグスタ・F4 ヴェルトロ・ストラーダ 2006年


F4ヴェルトロ・ ピスタの公道バージョンとして発売されたモデルです。
カウルのデザインと塗色は“イタリア空軍第23飛行隊”の戦闘機をモチーフにして製作され、部隊名の「GRUPPO 23」のロゴがカウルに描かれています。
・最高出力:177 PS (130 kW) /12,000rpm
・最大トルク:117 N·m /9,000rpm
・製造台数:99台


出典:zombdrive

モチーフとなったイタリア空軍第23飛行隊

出典:aviationairroutes

MVアグスタ・F4 CC 2006年


F4 CCの「CC」はMVアグスタグループの社長クラウディオ・カスティリオーニ(Claudio Castiglioni )の名前です。クラウディオ・カスティリオーニはMVアグスタブランドを再興した最大の功労者です。
F4 1000Rをベースに排気量は998ccから1,078 ccまで引き上げられ、エンジン内部にチタン製パーツを使用し、出力も200PSとスペシャルな一台です。
また販売価格もスペシャルで1500万円と高額で、100台限定のモデルです。

・最高出力:200 PS (147 kW) /12,200rpm
・最大トルク:125 N·m /9,000rpm
・製造台数:100台限定


出典:zombdrive

MVアグスタ・F4 1000R312 2007年


モデル名の「312」は2007年度の市販車最高速でMVアグスタのF4 1000Rが世界最速を記録したという所から、その最高速度312km/hから取って名付けられました。しかしながら実測は310.99km/hであったとも言われており記録は懐疑的ではある様です。
エンジンはチタンバルブ等を採用しスロットルボディも46mmから48mmに拡大され、さらにエンジンパワーを向上させました。

・最高出力:185.5 PS (136.4 kW) /12,200rpm
・最大トルク:115 N·m /10,000rpm


出典:zombdrive

MVアグスタ・F4 1078RR312 2009年


F4 CCの1078ccのエンジンをF4 1000R312に搭載し、更なる細部の見直しによりパワーとドライバビリティーを高次元で両立させてモデルです。
またスリッパークラッチシステムが装備されました。

・最高出力:192.6 PS (141.6 kW) /12,200rpm
・最大トルク:124 N·m /8,200rpm


出典:zombdrive

フルモデルチェンジした新F4 2010年


これまで都度マイナーチェンジを行いながら徐々に出力や足回りの変更を行ってきましたが、ついに2010年にF4はフルモデルチェンジをします。
と言っても外見は初代の「F4Serie Oro(セリエオーロ)」のタンブリーニデザインから大きく変わることはありませんでした。
特徴的な外見上の変化は「パイプオルガン」と評されたテールカウルからのぞく丸い4本のサイレンサーの形状でしたが、この部分が丸い形状から四角に変更されたくらいです。
しかしエンジンも完全に新設計のもので、スイングアーム長も変わったりフレーム幅が狭くなったりと全てに手が入って、より最新の設計となりました。またトラクションコントロールも導入されています。

一見して10年前に発表された初代のモデルとほとんど変わらないデザインに見えますが、初代から年月を経ても古臭さを微塵も感じさせないところは、やはり奇才マッシモ・タンブリーニが奇才たるゆえんでしょうか。

・最高出力:186PS(137 kW)/12900rpm
・最大トルク:114 Nm /9500rpm


出典:topspeed


出典:topspeed


出典:topspeed

【2010年フルモデルチェンジF4プロモーションVTR】

New MV Agusta F4 – Redefining Perfection

The new MV Agusta F4 is the pinnacle of modern sports bikes. Amazing power, superb handling, state of the art technology!

2013年以降のF4シリーズ


2010年までのF4は、スタンダードモデル以外にも多くの限定モデルが発売され、実に数多くのモデルが存在しました。
しかし2010年からフルモデルチェンジで発売されたF4をスタンダードとして、2013年からは「F4R」と「F4RR」が追加されマイナーチェンジを行い、2015年からは「F4R」を撤廃し「F4」と「F4RR」に加えよりレーシーな新モデル「F4RC」を追加。現在まで継続販売されています。

MVアグスタ・F4 2013年


最新モデルでもF4としての一貫性を保ちながら、スーパースポーツとしての性能をさらに磨き上げるアップデートに大きく貢献した技術、それは新たに開発された電子制御システム・MVICSです。エンジン出力とトラクションを緻密かつ正確に制御することにより、F4は最高のパフォーマンスを発揮するのです。
デザインの改良で最も目を引くのはフロントのスポイラーに追加されたライト(DRL:昼間走行灯)です。視認性が向上するとともにデザイン上のアクセントにもなっています。またカラーリングとグラフィックも一新されました。

出典:mv-agusta-japan
・最高出力:195PS/13400rpm
・フロントサスペンション:MARZOCCHI φ50mm 倒立フォーク
・リヤサスペンション:SACHS プログレッシブ・プリロードアジャスタブルシングルショック


出典:mv-agusta-japan


出典:mv-agusta-japan

MVアグスタ・F4R 2013年~2014年


スタンダードモデル「F4」に対して、リアサスペンション等をグレードアップしたモデルです。

出典:mv-agusta-japan


出典:mv-agusta-japan

・最高出力:195PS
・フロントサスペンション MARZOCCHI φ50mm 倒立フォーク
・リヤサスペンション Ohlins TTX プログレッシブ・プリロードアジャスタブルシングルショック

MVアグスタ・F4RR 2013年~2014年


MVアグスタにとってレースは特別な意味を持ちます。ヘリテイジ、技術革新、ハイパフォーマンス、スピード、デザイン、感動。それらMVアグスタのすべてを注ぎ込んだ最高峰マシンがF4 RRです。すでに高度に完成されていた究極のバイクは、2013年モデルでさらにその性能と魅力の限界を超え、真の世界一のスーパースポーツとなりました。
この最新型のF4 RRでは、ライディングポジションが人間工学的にさらに最適化されたほか、リデザインされたマフラーエンドがスポーティさをより強力にアピールします。また新デザインとなった鍛造アルミホイールやポジションライトを追加したヘッドライト周りも斬新なイメージを強調しています。

出典:mv-agusta-japan
・最高出力:200.8PS/14000rpm
・最大トルク:11Nm
・フロントサスペンション:Ohlins EC Nix φ50mm 倒立フォーク(電子制御式リバウンド&コンプレッションダンピング調整機構搭載)
・リヤサスペンション:Ohlins TTX プログレッシブ・プリロードアジャスタブルシングルショック(電子制御式リバウンド&コンプレッションダンピング調整機構搭載)


出典:mv-agusta-japan

出典:mv-agusta-japan

MVアグスタ・F4 2015年~現行モデル


2013年モデルをベースにカラーリング等の変更。
・最高出力:195PS/13400rpm

出典:mv-agusta-japan

出典:mv-agusta-japan

MVアグスタ・F4RR 2015年~現行モデル


2013年モデルをベースにカラーリング等の変更。

・最高出力:200.8PS/14000rpm
・最大トルク:111Nm
・フロントサスペンション:Ohlins EC Nix φ43mm 倒立フォーク(電子制御式リバウンド&コンプレッションダンピング調整機構搭載)
・リヤサスペンション:Ohlins TTX プログレッシブ・プリロードアジャスタブルシングルショック(電子制御式リバウンド&コンプレッションダンピング調整機構搭載)


出典:mv-agusta-japan


出典:mv-agusta-japan

新設された最強のレーシーなモデルF4RC 2015年~現行モデル


先進的技術を選ぶ勇気。唯一無二の歴史を有する、ブランドの魅惑。スーパースポーツカテゴリーでの数々の栄光。瞬く間に市販車にフィードバックされる、レースごとの経験と進化──。
それらすべてが、魅力的な流線型を描くカーボンファイバー製のカウルの中に、包み込まれています。モデル史上最強のパワー、速さ、そして影響力のあるF4のカウルの中に。
このバイクは、レースにも使用できるように作られました。スーパーバイクのサーキットを駆け抜けるために。そして、目の肥えたエンスージアストたちの夢に火を点けるために。
ただひとつの目的──レースで最大限の競争力を発揮する──のために着想され、設計され、製造されています。そしてもちろん、公道で最大限の喜びをもたらすために。
また車両価格に含まれているレーシングキットは、さらに6kgの重量をカットし、トータルで13kgもの軽量化を果たします。
レーシングキットに含まれる専用コントロールユニットやテルミニョーニのチタン製エキゾーストシステムといったスペシャルパーツを組込むことで、212ps/1万3600rpmもの並外れた最高出力に達します。

出典:mv-agusta-japan
・最高出力:205PS/12450rpm(レーシングキット装着時:212PS/13600rpm)
・フロントサスペンション:Ohlins NIX30 φ43mm チタンコート・フルアジャスタブル倒立フォーク
・リヤサスペンション:Ohlins TTX36 ピギーバック・フルアジャスタブルシングルショック
・フロントブレーキキャリパー:brembo GPタイプ 1ピースラジアルマウント4ピストンキャリパー
・フロントブレーキディスク:φ320mm フローティング ダブルディスク
・製造数:250台限定
・メーカー希望小売価格:¥4,698,000(税込)


出典:mv-agusta-japan


出典:mv-agusta-japan


出典:mv-agusta-japan


出典:mv-agusta-japan


出典:mv-agusta-japan

MVアグスタ・F4に関するまとめ


F4の初代から現行モデルまでの全モデルを見て頂きました。
いかがでしたでしょうか。
初代のタンブリーニデザインの「F4Serie Oro(セリエオーロ)」からそのデザインは現代まであまり変わらずとも、その時代時代に細かい変更を受けて進化し、さらには2010年にはフルモデルチェンジも行いました。

先日は「F4Z」というイタリアの名だたる四輪のデザインを手がけた「Zagato社」とコラボレーションしたモデルが発表されました。
これが今後のF4の新たなスタンダードモデルになるのか、それともコラボモデルとして限定的に発売されるのかは全く分かりません。
また新たな厳しい排ガス規制のEURO4、EURO5の問題もきっと大きなチャレンジとなるでしょう。
「走る宝石」とも言われるMVアグスタ。その美しさをどんな形で進化させていくのか、今後のF4にも期待をしたいと思います。

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