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ヤマハ「MT-09」から始まった快進撃 ヤマハMTシリーズを一気紹介【MT-09】【MT-07】【MT-09TRACER】【MT-03/25】【MT-10】

ヤマハ復活の象徴ともいえるMTシリーズ。それは「MT-09」から始まったといえます。そのMTシリーズについて、車両詳報から最新カスタムパーツに至るまで一気紹介したいと思います。日本のみならず全世界で評価されているヤマハのMTシリーズの全貌に迫ります。

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一時期、販売が低迷していたヤマハ…その息を吹き返させたモデルが「MTシリーズ」のバイクと言われています。国内でのMTシリーズは、250ccのMT-25から、ミドルクラスのMT-09TRACERまでフルラインアップで販売され、どのモデルもクラス上位を占拠しています。さらに海外には日本で発売されていないMTシリーズも存在します(日本でも導入が計画されているリッタークラスのMT-10や125ccのMT-125など)。
今回はそんな「MTシリーズ」についてまとめてみたいと思います。

ヤマハが誇る「MTシリーズ」とは


MTシリーズは1999年東京モーターショーのコンセプトモデル「MT-01 Concept Model」の発表を経て、2004年に発売された1697㏄Vツインエンジン『MT-01』が最初のモデルとなります。MTとはMaster of Torque(マスターオブトルク)から由来しており、1999年発表のMT-01コンセプトモデルが掲げた「燃焼&爆発によるダイレクトな鼓動、爆発圧力によるエンジンのパルス、トルク変動による力強いリズム、そして吸排気音からライダーの心の動きまで、”鼓動”となる全ての要素を徹底追求して、乗る人のこころに触れるテクノロジーを表現」がのちに発表されるMTシリーズの共通のコンセプトとして息づいてゆくこととなりました。

出典:YAMAHA

 

 

ヤマハMTシリーズを一気紹介 意のままの操る悦びを「MT-09」


2014年に登場したMT-09は、”クロスプレーン・コンセプト”に基づいて開発した直列3気筒・846ccエンジン搭載。 新世代MTシリーズの旗手としてMaster of Torqueを提唱”Synchronized Performance Bike”をコンセプトに掲げ、日常的な速度域での自由自在感と”意のままのライディング”を楽しめるモデルとして登場。その人気は爆発的なものとなった。

出典:YAMAHA

■開発ストーリー

排気量600〜800ccのアッパーミドルクラスはヨーロッパにおける“スタンダード”カデゴリーであり、幅広いキャリアのライダーに支持されています。そしてライバルメーカーの参入も多く、激しいシェア争いが繰り広げられている重要なカデゴリーでもあります。近年はバイクを取り巻く環境が変化し、それに合わせるようにライダーの指向も進化しているといえるでしょう。そのなかで二輪市場における“スタンダード”カデゴリーに対する注目度は、年を追う毎に高まっているのです。
そこでこのクラスに対し、新しい価値を持ったヤマハらしいスポーツバイクが必要だと考えました。
それが『MT-09』の開発のスタートでした。


出典:YAMAHA

■個性の塊…水冷DOHC直列3気筒エンジン
コンパクトで慣性トルク変動が少ない、240°等間隔爆発による低速域での滑らかなトルク特性・高回転域での伸び感が得られるなど3気筒エンジンならではの特色を活かし、“クロスプレーン・コンセプト”に基づき開発したエンジンがMTの名に恥じない走りを約束する。

出典:YAMAHA

■400cc並みの軽量ボディが武器となる
車両重量は驚愕の188㎏(ABSレス車)。その実現のために、フレーム、リアアームなどCFアルミダイキャスト製。軽量化と剛性バランスを両立させ、マスの集中化、優れた剛性バランスにより操縦安定性、軽快なハンドリングを手にしている。

出典:YAMAHA

欧州で発売されたMT-09 2017(2017年モデル)はさらに個性的

新型MT-09(2017年モデル)は、「Multi performance Neo roadster」をコンセプトに開発。4灯LEDヘッドライトと大型エアスクープによる個性的なフロントマスク、欧州で流行しているアルミ鍛造ステーの片持ち可動リアフェンダー、シフトダウン時に穏やかな車体挙動をもたらすA&S(アシスト&スリッパー)クラッチ、滑らかなシフトアップを支援するQSS(クイック・シフト・システム)などを新たに採用している。

出典:YAMAHA

 

 

ヤマハMTシリーズを一気紹介 この軽さがスポーツになる「MT-07」


MT-09と同じ2014年に登場したMT-07は、”Sports Passion MC with Smart”をコンセプトに、 “純粋な走の楽しさ”と優れたコストパフォーマンスを高次元でバランスさせた。「普段着感覚で楽しめるバイク運転の楽しさ」や「バイクのある豊かな生活」を提唱。扱いやすく経済性にも優れた直列2気筒689ccのDOHCエンジンを搭載している。

出典:YAMAHA

■開発ストーリー

MT-07は、本来バイクが持っている楽しさを追求したモデルです。バイクをライディングする楽しさは、キャリアやライディングスキル、ライディングする場所によって制限されるものではありません。いつ、誰が、どこで乗っても、バイクはワクワクする乗り物なのです。MT-07の開発では、携わるすべてのスタッフがそれを共有し、そのワクワクする気持ちをさらに広げるためには何が必要なのかを考え抜きました。そこで導き出したのが「Sports Passion MC with Smart/気負うことなくモーターサイクル本来の楽しみを存分に味わう」というコンセプトです。


出典:YAMAHA

■移動そのものを、もっと愉しむために。
ライダーのスロットル操作に対し、リニアなトルクを創りだすこと。この設計思想“クロスプレーン・コンセプト”に基づき開発した、水冷DOHC直列2気筒688ccエンジンを搭載。粘り強いトルク特性をもつエンジンと専用ミッションレシオの相乗効果により、卓越した扱いやすさ、コントロール感を実現。アクセルのオン・オフで爽快な走りを愉しめる乗りやすく扱いやすい設計が特徴。270度位相クランク採用で心地よい加速フィーリングや鼓動感をもたらす。

出典:YAMAHA

■コンセプトは“クールアーバンスポーツ”
ダイナミックかつ俊敏で、街を自由自在に駆け抜けるイメージの斬新なデザイン。この“走りの機能美”と“人とマシンの融合美”を両立するデザインメソッドが、“ダブルデッキ・ストラクチャー”。マシンのアッパー部とアンダー部を分け、双方の関係を相対的かつ連携的に表現。アンダー部分では、ヤマハらしい独創的な力強い走りの機能を。一方、アッパー部分は、パワーユニットを覆う“衣”や“ジャケット”にあたるものとして、軽やかで流れるような力感とマン・マシンの一体感を表現している。

出典:YAMAHA

欧州では派生モデルの「TRACER700」も登場

使い勝手の良さと、走行性能の高さで定評がある、MT-07のプラットフォームから開発されたツアラーモデルが「TRACER700」だ。MT-07ベースのそのポテンシャルは間違いないもの。ただ、海外モデル専用となっており日本国内仕様は今のところアナウンスされていません。

出典:YAMAHA

 

 

ヤマハMTシリーズを一気紹介 意のままの楽しみはひとつではない「MT-09TRACER」


さらに、翌年の2015年「MT-09TRACER」が登場。”Sport Multi Tool Bike”をコンセプトに、「MT-09」のエンジン&シャーシのパッケージが持つ高いポテンシャルを”Multi”方向へと適用・拡張した、多彩なシーンでスポーティかつ軽快・快適な走行性を備えるモデルとなっている。

出典:YAMAHA

■開発ストーリー

MT-09 Tracerは、そのネーミングからも分かるとおりMT-09と基本骨格を共有しています。
アップライトなライディングポジション、落ち着いたエンジン出力特性とハンドリング、優れた機能拡張性など、“Sport Multi Tool Bike/スポーツ・マルチ・ツール・バイク”というコンセプトのもと、ツーリングシーンにおいてもスポーティかつ快適な走行性能を備えた多機能なバイクに仕上げました。
しかし私たち開発陣は、Tracerにツーリング機能を充実させましたが、ツアラーを造ったつもりはありません。目指したのは、スイスアーミーナイフのようなマルチな使用感と、スポーツバイクとしての高い精度感。そのトータルパッケージとしての完成度の高さなのです。
Tracerを走らせれば、私たちが目指したカタチをすぐにご理解頂けると思います。


出典:YAMAHA

■MT-09の走りに「ゆとりと快適を生み出す、数々の装備」をプラス
2眼とエアインテークを組合せた個性的なフロント周り。ヘッドランプにはポジション、ハイ・ローともにLEDを使用。リフレクター形状の中にLED発光体を埋め込むことにより、特徴的なランプデザインを実現している。

出典:YAMAHA

リアには左右セパレート、視認性に優れたLEDテールランプを装備。スタイリッシュなブラッシュガードやタンク周りの構成、デザインなどにより、全身で軽快な印象をアピールしている。

出典:YAMAHA

走行風による疲労を低減するスクリーンを装備。このスクリーンは手動で15mmずつ3段階に高さを調整できる。

出典:YAMAHA

上級車XTZ1200テネレと同じ「多機能マルチファンクションメーター」を装備するなどMT-09から大幅に装備を充実させたのが人気の秘密となっている。

出典:YAMAHA

■カラーリングは個性豊かな3色から選べる
新色としてダークブルーイッシュグレーメタリック8(ガンメタ/ブルー)を採用。ガンメタと落着きのあるブルーのツートンカラーで、大人の品質感を強調している。マットシルバー1(マットシルバー)は、ヤマハスポーツモデルの象徴であるブルーをアクセントにマットシルバーを配したRB(レーシングブルー)カラー。フロントサスペンションアウターチューブ、ホイール、ロゴのブルーがスポーツマインドをアピールする。加えてファッション、トレンド感度の高さをアピールするディープレッドメタリックK(レッド)は、ブラックホイールを装着している。

出典:YAMAHA

MT-09/MT-09TRACERの3気筒エンジン、フレームをベースにした派生モデル「XSR900」も人気

“ネオ・レトロ”スタイルを継承しながら、まったく新たな魅力を生み出す革新の一台。それが「XSR900」です。MT-09搭載・3気筒エンジンをベースに、トラクション・コントロール・システムとアシスト&スリッパークラッチを採用しつつ、タンクカバー、リアフェンダー、メーターステー、電装ユニットカバー、サイドカバーにはアルミプレス材を使用。
XSR900はモーターサイクルに存在する枠組みを超え、新たなスタイルを提案している。

出典:YAMAHA

 

 

ヤマハMTシリーズを一気紹介 ネイキッドってカッコいい「MT-03/MT-25」


2015年MTシリーズの末弟としてMT-03/MT-25がデビュー。MT-03/MT-25は”Street Cheetah”がコンセプト。市街地での軽快機敏な走行性、ディリーユースでの扱い易さを、俊敏さを想起させる大胆なカタチに調和させたバイク。キャッチフレーズ「ネイキッドって、カッコいい。走るって、最高。はじめてのCOOLな感覚。バイクは、こんなに自由なんだ。GO TO FUN!!このMTで、もっと毎日を楽しもう!」の通り毎日楽しめるバイクに仕上がっている。

出典:YAMAHA

■デザインストーリー

コンセプトは“大都会のチーター”。市街地で交通の流れの先頭を俊敏に駆け抜け、流れをリードする。そんな新しいネイキッドスポーツバイクのカタチを目指しました。
チーターが走る姿を想像してみてください。カラダ全体をギュッと縮めてチカラをため、それを一気に伸ばし、伸びやかに駆ける。シャープで引き締まった筋肉を活かして右に左にとステップを踏む。そして佇んでいるときにも、その躍動感を感じる。MT-25/MT-03が目指したのは、そんなチーターの姿やイメージでした。


出典:YAMAHA

■MTシリーズを継承するスタイリングが、俊敏な走りと軽快な操縦性を実現。
思いのまま走れる自在なライディングが、デイリーユースにハマる!日常生活のONな時に活躍するMT。俊敏性とパワフルな走行性能で街を走るのが楽しくなる!

出典:YAMAHA

乗りやすくて扱いやすいスリムなボディは、街乗りでキマる!OFFの日は、友達とちょっと遠くのカフェまでツーリングしてリフレッシュ!手軽でスポーティなMT。

出典:YAMAHA

「オーセンティック外装セット」でカスタムできる

ヤマハカスタムの外装セットを、「オーセンティック外装セット」として用意されています。セット内容はホワイト/レッドが特徴的なグラフィックを施したフューエルタンクやサイドカバー、フロントフェンダなど。かつてサーキットを席巻したヤマハレーシングのグラフィックをボディラインに合わせて再構築。まさに「オーセンティック」の名を冠するに相応しい仕上がりとなっている。

出典:YAMAHA


 

 

ヤマハMTシリーズを一気紹介 The King of MT「MT-10」


そして…クロスプレーンエンジンを搭載、MTシリーズのフラッグシップであり “意のままにコントロールできるトルクとハンドリング”を高い次元で楽しめる。トレーサーの様な拡張性も持ち合わせた、まさに”The King of MT”と呼べるヤマハらしいロードスターモデルがMT-10だ。

出典:YAMAHA EU

■MTシリーズのフラッグシップモデル
2015年に新型となったYZF-R1をベースにMTシリーズのフラッグシップモデルとして誕生したMT-10。動物的でもある個性的なヘッドライト周りが見るものを圧倒し、ヤマハではこのMT-10を「Ray of Darkness」と表現している。車名はヨーロッパでは「MT-10」、アメリカ・カナダ「FZ-10」となる。ヨーロッパ、アメリカでは発売済みだが日本での発売は未定となっている。

出典:YAMAHA EU

■メーカー希望小売価格(レートは日によって変動)
158万円(イギリスの国内価格:価格:9,999ポンド)
133万円(カナダの国内価格:価格:$15,499)
138万円(アメリカの国内価格:価格:$12999)

■カラーリング
・ブルーイッシュグレーソリッド

・ディープパプリッシュブルーメタリック

・マットダークグレーメタリック

出典:YAMAHA EU


 

 

ヤマハMTシリーズを一気紹介 まだまだ楽しみは続く


いかがでしたか?
ヤマハ最新MTシリーズの充実ぶりが伝わったかと思います。ヤマハでは、もっと多くのバリエーションのMTシリーズを全世界で販売することを
計画されているようです。ますます目が離せません。

RiderはHOTな情報を発信すべく、これからもヤマハに注目していきます。
 

 

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