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カワサキ・ゼファー400(ZEPHYR)の魅力とは? カワサキを蘇らせた起死回生の一台

苦境のカワサキを救ったと言われている「ZEPHYR(ゼファー)・・・カワサキの旧車と言えば、メグロ、W1、マッハ、Z1に始まり、GPZなど、今でも人気の旧車は数知れず・・・。そんなカワサキの数ある名車の中で、今回は「ZEPHYR(ゼファー)にスポットを当てて紹介したいと思います。

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カワサキの旧車と言えば、メグロ、W1、マッハ、Z1に始まり、GPZなど、今でも人気の旧車は数知れず・・・。そんなカワサキの数ある名車の中で、今回は80年代終わり、苦境のカワサキを救ったと言われている「ZEPHYR(ゼファー)」にスポットを当てて紹介したいと思います。

出典:Wikipedia/カワサキ・ゼファー

カワサキ・ゼファー400(ZEPHYR)登場の背景


ZEPHYR(ゼファー)とは、英語で「西風」を意味し、カワサキの二輪車工場である兵庫県明石市から吹く「業界への新風」となる様にとの願いを込めて命名されたそうです。当時ZEPHYR(ゼファー)というネーミングは“フォードモーター社”が商標登録していて使えなかったのですが、起死回生を掛けたこのバイクに、どうしてもZEPHYR(ゼファー)と命名したかったカワサキは、交渉の末、使用権を得たというエピソードが残っています。

そんな生い立ちを持つZEPHYR(ゼファー)ですが、発売された1989年当時は、レーサーレプリカの全盛期でした。そんな中、果敢にカウルなしの昔ながらのバイクらしいバイクを前面に押し出して登場。これが、アンチレーサーレプリカの潜在ユーザーから圧倒的な支持を受け、爆発的ヒットモデルとなりました。「ネイキッドバイクブーム」はこのZEPHYR(ゼファー)から始まったと言っても過言ではありません。
カワサキの二輪車部門撤退の危機を、このZEPHYR(ゼファー)が救ったのは、熱烈なカワサキファンの間では「伝説のごとく語られる逸話」なのです。

カワサキ・ゼファー400(ZEPHYR)の概要


ZEPHYR(ゼファー)のルーツは、エンジン「4ストローク DOHC 2バルブ 空冷直列4気筒」が示す通り、さかのぼっていくと、GPZ400、そして旧車で大人気のZ400GP、Z400FXの直系ということになります。ZEPHYR(ゼファー)に搭載された空冷2バルブのエンジンの基本設計は古く、出力も自主規制の馬力上限に届かないもの(46馬力)でしたが、そこにこだわらず、エンジンデザインや空冷ならではのエンジン音など、エンジンの持っている味を大切にした姿勢が逆にユーザーの心をとらえ大ヒットしたと言われています。その後、750cc、1100ccモデルのZEPHYR(ゼファー)も発売され、いずれも長い間、人気車としてヒットしました。

カワサキ・ゼファー400(ZEPHYR)のスペックは?


型式 ZR400C
全長(mm) 2100
全幅(mm) 755
全高(mm) 1100
ホイールベース(mm) 1440
シート高(mm) 770
最低地上高(mm) 120
乾燥重量(kg) 181
ブレーキ形式(前) ダブルディスク ブレーキ形式(後) ディスク
タイヤサイズ(前) 110/80-17 57H タイヤサイズ(後) 140/70-18 67H
エンジン種類 空冷4ストロークDOHC2バルブ並列4気筒
総排気量 399cc
最高出力(kW/rpm) 46PS/11000
最大トルク(N・m/rpm) 3.1kgf・m/10500
始動方式 セル
変速機形式 6段リターン
燃料供給方式 キャブレター
燃料タンク容量 15L
燃料消費率(60km/h) 38km/L
メーカー小売価格
¥529,000 メタリックソニックブルー
¥529,000 ルミナスビンテージレッド
¥529,000 パールパープリッシュブラックマイカ

※スペックは19965年モデルのものです

カワサキ・ゼファー400(ZEPHYR)の紹介


カワサキ・ゼファー(ZEPHYR)とは、かつて川崎重工業が製造販売していたオートバイであり、排気量別にシリーズ車種として製造されていた。ゼファーとは「西風」である。川崎重工業の二輪車製造拠点工場である兵庫県明石市から吹く業界への新風となる様にとの願いを込めて名付けられた。

1989年、レーサーレプリカ全盛期に、カウルなしの懐古的なスタイルを前面に押して登場した。これがフルカウル以外の選択肢を求めるユーザーに受け爆発的な売れ行きを見せ、「ネイキッドブーム」の立役者となる。メーカーによる自主規制の上限値を意識しない出力設定は、過熱しすぎていたカタログスペック競争に一石を投じることとなり、ユーザーのバイク選びのスタイルが変わるターニングポイントとなった。

このゼファーのヒットは、レプリカブームにおける販売不振により撤退も検討されていた川崎重工業の二輪車事業を、同社の大きな収益源に生まれ変わらせる原動力ともなった。
商標としてのZEPHYRは、アメリカの自動車メーカーであるフォード・モーターが自社製品(自動車)用として既に取得していたが、川崎重工業としてはどうしてもこのモデルにZEPHYRと名付けたいためにフォードとの交渉を行い、名称の使用権を得たという経緯がある。それまでの国内二輪メーカー四社の製造するオートバイでは、燃料タンクのメーカーロゴとサイドカバーの車種名という配置が一般的な表記であったなかで、それとは逆に燃料タンクに車種名「ZEPHYR」とサイドカバーにメーカーロゴ「Kawasaki」を配したデザインも、当時は非常に新鮮であった。

当初は400ccモデルのみの計画であり、発売と同時に大量のバックオーダーを受けた際にも、「750ccモデルは出すつもりはない」というリリースがオートバイ専門誌に掲載されたが、日本国外からの要望も強く、1990年に750ccモデルの開発が開始し、続いて1100ccモデルの開発も開始して、1992年に発売された。結果的に、どちらもロングヒット車種となっている。750ccモデルは、大型自動二輪の教習車としても用いられている。
出典:wiki/カワサキ・ゼファー

カワサキ・ゼファー400(ZEPHYR)ってどんなバイク?


スペックは最新エンジンを積むライバルに遠く及ばないものでしたが、その乗り味、デザインは往年のカワサキ車らしいもので、そこが最大の長所だったのではないかと思います。タンクの形状、サイドカバー、リアカウルなどルーツであるZ400FXに通じるものがありますし、昔ながらの2眼メーターや大型のウインカー、エンジンヘッドなど至る所にワンポイントでメッキ処理を施され、所有欲をくすぐるものであったと思います。「0-400mmは何秒だ、最高速がkm/hだ」ということだけが、バイクの楽しみではないということを教えてくれたバイクではないでしょうか。

カワサキ・ゼファー400(ZEPHYR)は中古市場でも人気


Z400FXやZ400GPと比べれば、年式も新しく根気よく探せば、程度のいい中古車も見つけることができそうです。注意すべき点は、やはり「カスタム車」「改造車」が多いので、その良し悪しの判断が難しいこと。できれば、信頼できるショップと相談して購入するのが、良品にめぐり合う近道かもしれません。

カワサキ・ゼファー400(ZEPHYR)についての筆者まとめ・総評


古き良きカワサキ車の直系を感じるZEPHYR(ゼファー)・・・現在、世界最速のH2Rをはじめ、世界トップレベルの魅力的なバイクを発売して、衝撃を与え続けてくれていメーカー【カワサキ】ですが、原点は、こういった“ベーシックなところ”にあるのかなあと再認識しました。日本のバイク人口は減る一方で、その環境は決して楽観視できない状況です。こういった魅力あるエポックメイキングなバイクの登場が待たれます。

カワサキ・ゼファー400(ZEPHYR)のインプレ動画


カワサキZEPHYR400/ボアアップ550ZEPHYR/750試乗インプレッション

80年代のモーターサイクルビデオマガジン。 ZEPHYR400試乗インプレッション・Dr,SUDA550そしてZEPHYR750の試乗インプレッション。

カワサキ・ゼファー400(ZEPHYR)の動画


Kawasaki Zephyr400

カワサキ1990年代を代表する空冷4気筒ゼファーシリーズの第一弾Zephyr400です 1989年から1994年まで生産された初期型2バルブタイプ、エンジン始動から走行シーンを撮影。

ゼファー400 コーナー

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